九州に感染者がらしい。。多い成人T細胞白血病(ALT)というのの覚書。
・ウィルス性の血液がんの一種。
・多くは、感染していても発症するのは40代以降。
・発症率は5%と低い。ただ発症した場合の死亡率は高い。
・主に母乳からの母子感染。
・全国感染者の約半分近くを九州・沖縄が占める。
子供が出来たときの、ちょっぴりタイムリーなネタで、
オヤジが新聞を保管していました。
国(厚労省)が「全国一律の検査や対策は不要」という見解を
20年ぶりに方針変換したあたりの記事です。
九州に感染者が多い成人T細胞白血病(ATL)などの原因ウイルスHTLV1について、厚生労働省の特別研究班(班長=斎藤滋・富山大教授)が、母子感染予防のため全国一律で全妊婦に感染の有無を調べる抗体検査をすべきだとの報告書をまとめることが分かった。今月末にも同省に提出する。国は「全国一律の検査や対策は不要」とする1990年度の旧厚生省研究班の提言を受け、感染予防対策を地方自治体の判断に委ねてきたが、20年ぶりに方針転換し、医療現場や自治体に対策を促すことになる。
抗体検査は、B・C型肝炎ウイルスやエイズウイルス(HIV)、梅毒などと同じように妊婦健診の血液検査項目に加え、妊娠32週ごろまでに抗体の有無を調べる。感染が疑われる場合は、精密検査をして感染が確認されれば、医師らがカウンセリングを行い、母乳による母子感染が起こり得ることを説明。その上で、母乳を与えず粉ミルクだけで育てるか、生後3カ月以内の短期授乳を勧めるという。
うぅーん。。 嫁さんの妊婦検診の検査項目に含まれていたのかなぁ。。
今まで全検査じゃなかったわけだから微妙な感じだよなぁ。
複雑なのは、あまり母乳が出ないので 今はほとんど粉ミルクなことですかね。
母乳が十分出ればそれに越したことは無いんでしょうが、
粉ミルクでも十分じゃないかと思ってます。
子供も(僕に似て?!)そのあたりは そんなに拘ってないみたい??
【ATL-成人T細胞白血病-制圧へ】放置に怒り募る痛み
読者から反響 「母乳やめよ、で終わらせないで」
「つい1カ月前までまったく知らなかった病気で瞬く間に悪化し昏睡(こんすい)に陥った母に、何もしてあげられない自分が歯がゆくてメールしました」
74歳の母親がATLを発症したという福岡県糸島市の女性(38)は、この病気が知られていない現状をつづった。母親が腰痛や胃痛を訴えて医療機関を受診してから、病名がつくまで3週間を要した。病気の啓発こそが早期診断・早期治療につながると訴える。
2005年にATLと分かった鹿児島市の男性(67)も「このウイルスの存在、問題点に気付きながらの厚生労働省の対応の遅れ」を批判。「治療法や新薬の開発が一段と進むことを願う」と痛切な思いを寄せた。長崎の離島出身で、ATLで親類や友人を亡くしたという女性からのファクスにも「『地方の病気』と片付けないで」とあった。
母子感染を防ぐための授乳指導について「母乳をやらねばよい、と簡単に片付けられている」との指摘も。
妊婦健診で感染を知ったという福岡県大野城市の女性(41)は「母乳を飲ませず元気に育つのか本当に悩んだ」と振り返り「母子関係を築くにはいろんな方法があることを教えてあげてほしい。でないと検査したはいいが、私のように苦しむ人を生んでしまう」と支援の重要性を強調する。
別の女性も、わが子を思って粉ミルクを選択したのに、おっぱいを探す娘の姿、夫からの批判、周囲の無理解に苦しみ抜いた経験をつづった。
自分自身が発症するかもしれない不安も見過ごせない。「どうしていいか分からずおなかが大きくなるまでたくさんの産婦人科を受診し、あまりにも不安でうつ病にもなりました。感染者として何をしたらいいのか分かりません」。祖父や叔父をATLで失ったという女性は、出産後のケアが置き去りの現状を悲しむ。
病気になったわけじゃない(正確には発症したわけじゃない)ですが
タイミング的にはイロイロと考えさせられるニュースでしたので覚書。